本日は
株式会社キングジム
代表取締役社長 宮本彰氏
講演会に参加いたしました。
〜新市場を生み出す経営術〜というテーマです。
1988年「テプラ」の開発によって
大きく舵が切られたそうです。
ラベルライターの市場は280億円
「テプラ」は60%を占めている様です。
会社が考える強みが弱みに転化する危険がある。
今感じる会社の強みが
それしかできないという会社の弱みに変わる可能性がある。
そうならないために、どうするか。
未来のために新しい柱をつくる必要があると。
「テプラ」は開発着手から3年を経て商品化されます。
そこまでには
・粘着テープの問題(テレスコ現象)
・インクとテープの相性
・インクの耐光性
・熱転写印刷の不安定性など
様々な条件をクリアしていきます。
1988年9月1日メディアを通じて対外発表をおこない
1988年11月発売となります。
当時のメーカー希望小売価格は16,800円でした。
本体にはほとんど利益がなく
テープにて利益を得ていたそうです。
その環境には
文具店が扱える価格設定で
来店リピーターがついで買いを行う。
このような文具チャンネルで販売するメリットを
最大限に生かしていったようです。
地道な販促活動は大切です。
その時代の媒体を生かして商品PRをしていきます。
当時は店頭キャンペーンなどの人海戦術が中心です。
そして話は「ポメラ」へ続きます。
私自身この商品は知りません。
きっと
自分のアンテナに引っかからなかったのでしょうね。
でも宮本氏は話します。
10人の中のひとり。。。たった1割の方が買ってくれる商品は
日本人向けに1200万台が売れる。。。決して少ない人数ではない。
逆を言うと、万人が買う商品というものはない。
ヒビ程度の”スキマ”では難しいので
心地よい”スキマ”市場の商品を探さなければならない。
それは大ヒットの可能性があるかもしれない。
打率1割でいいので
ホームランを狙おう!と。
9割の失敗から多くを学ぶことが大切です。
なぜ売れなかったのかを検証して
成功への道を探らなければなりません。
それが、成功への近道です。
ファーストペンギン
まだ見ぬ市場に飛び込むことを恐れない
さて本日は42回目の誕生日となりました。
多くのみなさまからメッセージを頂きました。
本当に感謝いたします。
そしてここ清水に
北九州と沖縄から友人が駆けつけてくれました。
とても幸せな誕生日。
ファーストペンギン!
今日もありがとうございます