築150年の民家を終の住処へ
静岡市清水区由比
東海道街道沿いにある民家を再築させて頂きました。
その民家が
日本漆喰協会
第10回作品賞を受賞させて頂くことになりました。
正直なところ
とても嬉しい半面、責任も重大ですね。
選考にあたりコメントを頂いています。
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古民家の改修では
大切に残す古いものと
新しいものとの相性が困難を極める。
本作品では150年という時間差が
見事に調和されており
それを漆喰がさらに引き立てている。
残したいという施主の想いに
設計・施工・左官が三位一体となって
答えた結果であろう。
また、漆喰の細部にわたる綿密な仕上げ
なまこ壁の意匠など
左官の秀でた技法が
住まいの魅力を高めている。
これからも同様に地域の宝を次代に引き継いでもらいたい。
(第10回 作品集より抜粋)
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この住まいの再築に関わりました
すべての皆様に心から感謝を申し上げます。
こだわり続けた左官職人さん
もちろん大工さんとの関係も大切です。
そして建具職人さん、畳職人さん。
まだまだ数え切れないほどの職人さんたちが関わりました。
誰か一人でも欠けたのであれば
この賞は頂けなかったと思います。
お施主様の夢をカタチにする
最高のチームが
最高のパフォーマンスを見せてくれました。
自身は何もできませんでしたが
選考理由にもありますように
地域の宝を次代に引き継がなければなりませんね。
その節はお世話になりました。
今日もありがとうございます。