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赤ちゃんには300個以上の骨がありますが
成長とともに大人の骨の形に変化し
成人になると二百数個になります。
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本日8月16日
産経新聞朝刊
《技あり!ほねつぎの健康術》です。
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骨は成長した後も
破骨細胞が骨を壊し
骨芽細胞が骨を作るという改修工事を絶えず行い
新陳代謝を図っています。
骨の成長過程は
木の成長に似ています。
若い木は、細く、弱々しく感じますが
折ろうとしてもみずみずしい表皮があり
完全には折れにくいものです。
この表皮が人間でいえば骨膜です。
成長期の子供の骨は
骨端線(成長線)という部位が成長し
全体が骨膜で覆われていて
柔軟性があります。
成長した木は太く丈夫になり
人間の大人の骨も太くたくましくなります。
しかし
年数を経た木は
中が空洞になることもあり
崩れたり折れたりしやすくなります。
骨に例えると「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」という現象です。
高齢者にとって骨粗鬆症は骨折の大きな原因となります。
回復には時間がかかり
寝たきりにつながることもあります。
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成長した木は
太く丈夫になります。
そこから得られる材木も
しっかりとした強度を持って
ますます強くなり続けます。
例えば、ヒノキ。
ヒノキは伐採してから200年間は強くなり
その後1000年かけて徐々に弱くなることが証明されています。
つまり
今伐採した木と法隆寺で使われている木とは強さが同等なのです。
ヒノキは木材として耐久性や保存性が
世界最高レベルと言われています。
人間の骨と同様に木材も
年月をかけて弱くなっていきます。
骨は80年ほど。
木は1300年以上。
ちょっと比べ物になりませんが。。。
私たちは住まいを建て替えることで
そこに使われている木材を継承することなく
処分してしまいます。
木材は30年から60年の短い役目を終えます。
実際はまだまだ強度増殖中です。
人間の骨でいうと
青年期の一番元気な時なのかもしれません。
そんなモリモリ元気な木材
再利用・再活用はできないのでしょうか。
いや
再利用・再活用しなければなりません。
今日も暑い一日でした。
多くの職方さんは本日までお休みですね。
いよいよ明日から本格始動!
またみなさんの現場へ向かいます。
台風の動向も気になるところ。
皆様もお気をつけください。
今日もありがとうございます