さて、この古民家。
築150年と言われています。
安政の大地震(1855年)の後に建てられたと。
静岡市清水区蒲原地区
この周辺の古民家は、特有の造りをしています。
旧東海道の街道に面して
間口は2間ほど。
奥まで長い土間が続いています。
長屋風、またはうなぎの寝床と。
さてこの古民家。
実は2軒。
右側と左側で持ち主が違います。
玄関と下屋はよく見ると離れています。
でも、大屋根は一体です。
屋根も当時のままと思えるほど
劣化していますが
見た感じはしっかりと並んでいます。
中から屋根下地を見ると
多くの光が見えます。
と、言うことは隙間が空いているということですね。
片側の持ち主さんが雨漏りに悩まれているそうです。
どうしたら良いか?と
静岡県古民家再生協会にお問い合わせ頂きました。
残すのか
壊すのか
それとも、手放すのか
中で生活されていると
ご先祖様の存在を感じることもあるそうです。
脈々と受け繋いできた古民家とその家族の繋がり。
たくさんのお話を聴いているうちに
自身もいろいろな想いが浮かび上がってきます。
目の前の旧東海道の街道
歴史上、多くの偉人が歩かれたのでしょう。
蒲原本陣から近いこの場所も賑わっていたのでしょう
そんな光景が目に浮かびます。
そんな雰囲気にさせる古民家にお邪魔しました。
土間を通って裏にでると
大きな蔵が残っていました。
そして錠。
これは頑固ですね。
今日もありがとうございます