東海道 宇津ノ谷峠
ここは
静岡市の西の玄関口。
宇津ノ谷峠は
天正年間
豊臣秀吉が小田原征伐の際につくったと言われ
参勤交代や旅人が明治初期まで利用されていたそうです。
今月末。
静岡市の事業において
宇津ノ谷集落の調査があるので
その前に一度足を運んでみました。
鞠子宿と岡部宿の間に位置しています。
当時の街並みが残されています。
それぞれの民家には
屋号が残っています。
「志茂」「髪屋」「伊勢屋」「清水屋」「丸平」など
今でも屋号で呼び合っているそうです。
そんなか「御羽織屋」にお邪魔しました。
ここには豊臣秀吉の陣羽織りが残されています。
撮影はできませんでしたが
修復を重ねながら
当時の逸話とともにしっかりと継承されています。
今から400年ほど前のことですね。
ここ「御羽織屋」さんでは
石川ときさんが話す逸話を聴くことができます。
お歳は95歳。
まだまだお元気に暮らしています。
少し登ったところから
宇津ノ谷集落の全景です
400年前も同じような景色だったのでしょうね。
さらに登ること数分
そこには、明治のトンネルがあります。
明治9年の完成。
明治7年から2年の歳月をかけて
15万人もの人力で作られました。
現役として利用されているトンネルとして
1997年、初めて登録有形文化財に指定されました。
当時の雰囲気を残したまま使われています。
そこに生まれる風は明治の風。
ぜひ一度通られてはいかがでしょうか。
一度訪れただけでは
気づくことはできないかもしれません。
何度も訪れてみて、初めて
この宇津ノ谷集落にある魅力を
感じることができると思います。
その魅力を
多くの方々に、そして、多くの世界中の方々に
触れて頂きたいですね。
帰り際に立ち寄りました。
「蕎麦処きしがみ」さん
新そばを頂きました。
これまた
宇津ノ谷集落の魅力の一つかもしれませんね。
今日もありがとうございます