古民家には
不便さはあります。
段差があったり
建具の高さが低かったり
少し隙間があったり
古材に跡があったり
切りがないくらいに見つけられます。
現代の住宅から考えれば
それはクレームの対象になるのかもしれません。
でも
古民家に訪れる方々は
不便や不都合と感じるのではなく
別に何かを感じるようです。
何かを感じる。
それは自分にも正確にはわかりません。
築150年の古民家をリノベーションされたご主人は言います。
古民家の良さを残す部分は
しっかりとお金をかけて残す。
でも便利にしなければならない部分は
現代風に住みやすくリノベーションをする。
その融合が
この先この古民家が残る唯一の方法かもしれない
そのまま残る古材の梁
それを支える大黒柱
古い建具を生かした間取りと知恵
そんなひとつひとつのアイディアの積み重ねです。
古き良きものに戻すこと。
そんな機会が増えてきていると感じます。
こんなレトロなものに出会いました。
ミシン台。
TOKYOの文字が見えます
メーカーを調べましたが特定できませんでした。
これは邪魔だから捨ててしまぉうと大型ゴミともいえます。
でも
お母様が大切に使われたミシン
ご家族の想いが詰まった大切なものにもなります。
大切にしていただける皆様に
これからも可愛がってもらいたいですね。
このミシン台も古民家も
今日も出会いとご縁にありがとうございます