《無垢の木》について
また考える機会がありました。
以前、掲載したブログを振り返ってみます。
《無垢の木》
それは共通認識していたのでしょうか。
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「無垢の木の定義」ってわかりますか?
ショールームに行くと
「集成材※」まで「無垢です」と言う場合が有ります。
・科学物質を使っていないこと
(集成材や注入材は無垢でなくなります)
・吸放出性能が高いこと
(強制乾燥材は無垢ではなくなります)
・若干の割れや反りがあることがある
(メンテナンスで問題なし)
定義から言うと
「集成材や強制乾燥材で建築された家は無垢で建てたとは言えない」
ということになります。
「無垢」は吸放出性能がありますから除湿機能があり
「夏涼しい家 」となります。
また
長持ちという観点からいうと
自然乾燥材は切られてから強度を増していきますが
集成材、強制乾燥材は劣化していきます。
今、
「強制乾燥材で建てるケースが多いので気を付けてください。
多くの建築関係の方が上記の事実を知らずに
「無垢で建てる」といいながら
自然乾燥材を使わないケースが多く有るようです。
「無垢」は将来古材として活用出来ることになります。
再活用出来るし、
炭素固定に繋がりもちろん環境にもいいです。
これが
家が長持ちする秘訣だと思います。
※集成材=断面寸法の小さい木材(板材)を
接着 剤で再構成して作られる木質材料である
参照
住育ってなに? 井上幸一氏 投稿より
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現在は、良いイメージが多くなってきた感じはあります。
私たちもホントのことを伝えていかなければなりませんね。
今日もありがとうございます