中秋の名月
日本では満月の夜を「十五夜」と呼び
特に旧暦の8月15日の十五夜は「中秋の名月」とされ
月を眺めてお供え物をする習慣がありました。
しかし
現在では毎年「中秋の名月」の日が変わっています。
それは、どうしてなのでしょうか。
月の満ち欠けを基準にしていた旧暦と
太陽の動きを基準にする新暦では
ズレが生じています。
現代では
9月中旬~10月上旬の十五夜が
中秋の名月となります。
さらに
十五夜が必ずしも満月になるとは限りません。
月の満ち欠けの周期は約29.5日なので
新月から満月まではおよそ14.8日ということになります。
さらに
月の軌道が楕円であることから
実際は14.8日からズレることもあります。
こうした天文学的理由から
十五夜と満月の日は一致しない日があるのです。
2017年を見てみると
中秋の名月(十五夜)は10月4日(水)
満月は10月6日(金)です。
難しい天文学の話は横に置いて
美しい秋空を眺めながら
ゆったり流れる時間を楽めたらいいですね。
今日もありがとうございます