より良い眠りをもたらす眠りのあり方とは。
そこで重要となってくるのが寝室です。
質の良い眠りを確保することは、
健康的な暮らしに欠かせないこと。
人は一生のうち1/4以上を寝て過ごすといわれています。
寝室の歴史は縄文時代までさかのぼり
木材を組んでベッドのよう寝具を作ったり、
藁を編んだ 「 菰 こも」を
布団のようにして眠っていたといわれています。
太古の昔から人は
眠る環境にこだわっていたといわれています。
日本の伝統的な寝室の風景といえば
押し入れから布団を出して敷いて眠り
朝おきたら布団をしまって生活をするというもの。
これは少ない部屋数の限られた生活空間を
無駄なく使う生活の知恵であり
家族が寄り添うコミュニケーションのひとつでした。
「添い寝」は
幼少期から親と離れて寝る欧米とは異なる日本独特の文化で
親子が並んで寝ることは
子どもの発育に良い影響を与えると言われています。
時代が変わって
日本の住まいもフローリングが中心になりました。
部屋数も多く確保できるようになり
眠るため専用の 「寝室」 が誕生します。
しかし
生活習慣が多様化したことなどから
不眠や睡眠の質の悪さに悩む人が増え
寝室のあり方が見直されています。
良質な睡眠を取るためには
眠るときの環境を整えることが効果的です。
環境改善に欠かせないポイントは
光や音、 湿度 ・ 温度、 色、 香りなどさまざまですが
特に光は重要で
眠気を誘う睡眠ホルモン 「メラトニン」 の分泌は光が影響し
明るいままだと分泌されにくいという検査結果があるそうです。
そのため最近の寝室には
調光機能の付いた照明器具を採用したり
ベッドの足元に
間接照明の暖色系の小さな明かりを取り入れるなどの工夫がされています。
また
寝室は一つのくつろぎ空間として
インテリアにこだわるご家庭も増えてきました。
落ち着いて過ごせる場所として
内装をシックなカラーでまとめるなど
これからの寝室にワンランク上の空間作りが盛んのようです。
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