年間200億膳
国内で消費される割り箸の量です。
食事に出かけたり
お弁当等を買ったりすると
当たり前のように付いてくる割り箸。
私たち日常生活の中では
欠かせないものとなります。
私たちは
木の文化を持つ国として
割り箸を使う国となりました。
割り箸を割ることは
祝い事や神事などの「事を始める」という意味につながり
大切な場面では常に割り箸が使われてきました。
最初に割り箸が登場したのは
江戸時代の寛政12年(1800年)頃と言われています。
この時代の割り箸は
引裂箸と呼ばれスギで作られていたと言われています。
現在の割り箸は
桶や樽丸作りの際に
捨てられる白身(木材の白い部分)を利用して
生産されていました。
ここ最近の割り箸の生産は97%が輸入。
数年前
割り箸が森林破壊に繋がっていると話題になりました。
皆さんもご存知かと思います。
実際は
捨てるはずの切れ端を利用しており
(割り箸の木材利用率は0.1%程度)
洗剤を使う必要がなく川や海を汚さないし
捨てられた割り箸は土に帰るので
究極のリサイクル商品である考えられます。
和食が無形の世界遺産に登録されたことにより
さらに割り箸の利用が増え
世界に普及しました。
国内外のいろいろなところで
森林資源の有効利用と定義し
様々なところで
割り箸の利用促進が勧められています。
JALの機内でも
スギ(奈良県下市町産)が使われているようです。
割り箸に出会う機会が増えそうですね。
今日もありがとうございます