「風吹けば桶屋が儲かる」
江戸時代のことわざです。
ある出来事が
一見すると全く関係ないと思われことに
次々と影響を及ぼしていることの
たとえ話として使われますね。
なぜ風が吹くと桶屋が儲かるのでしょうか?
通説では
このような由来になっています。
風が吹くと土埃(つちぼこり)が生じます。
その埃が目に入り目の病気になる人が増え
目の見えない人の使う三味線の需要が増える。
三味線の材料になる猫の皮が必要になります。
猫が捕らえられます。
結果ねずみが増えて桶がかじられ
桶屋が儲かる。
この事象が起こる確率はどのくらいでしょうか?
武庫川女子大学丸山教授の著書
風が吹けば桶屋が儲かるのは0.8%!?
-身近なケースで学ぶ確率・統計
(PHP新書)
によると
128分の1(0.8%)と。
風が吹いた原因と桶屋が儲かるという結果の間に
長い歳月が流れているとしたら
起こり得ることなのかもしれません。
今目の前に起きている現実は
一つの例外もなく「結果」です。
遠い昔の日
あの時代の先祖が、
風に吹かれていなかったら
今の家族はここに居ないかもしれない。
自分が知っている先祖は三代前。
みなさんはどのくらい前の先祖をご存知ですか?
30代の先祖まで遡ると
一人のいのちの先祖の数は
単純計算すると
総数16億2453万8026人になります。
「原因」は
幾千万もの運命の組み合わせの中にあります。
今の自分も
この長い長い歴史と
これから長く続く歴史の
真っ只中です。
遥か彼方の昔から
このいのちをつないでくれる全ての先祖に
感謝していかなければなりません。
今日もありがとうございます