3月最後の週末。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
清水も天気が続いて
良い週末になりましたね。
唐突ですが、「無垢」とは?
様々なショールームに行くと
「集成材※」も「無垢です」と言われることがあります。
みなさんはそんな経験お持ちでしょうか。
では
「無垢の木の定義」を考えてみたいと思います。
その1
科学物質を使っていないこと。
その2
吸放出性能が高いこと
その3
若干の割れや反りがあることがある。
その1を考えると
集成材や注入材は無垢でなくなりますね。
どちらも接着剤や薬品を使っています。
次にその2を考えます。
この性能がより高い木材と言うと
強制乾燥材よりは自然乾燥材となります。
最後にその3です。
しっかりとしたメンテナンスと相互理解が大切です。
木の性質を学び、
起こりうる事を説明することが出来れば
より木の良さを知る事につながります。
この3つの定義から言うと
「集成材や強制乾燥材で建築された家は
無垢で建てたとは言えない」 ということになります。
「無垢」のもつ吸放出性能は
除湿機能と同じであり、
「夏涼しい家」となりますね。
自然乾燥材は
切られてから強度を増していきます
集成材、強制乾燥材は
徐々に強度が劣化していきます。
長持ちという観点からも
「無垢」の方が良い事がわかります。
今、多くの方が
上記のような ホントの事を知らずに
「無垢で建てる」と思いながら
自然乾燥材を使わず
集成材や強制乾燥材をつかうことが
多く有るようです。
先人は家の木材を循環させてきました。
それは、
「無垢」だからです。
今から私たちが使う「無垢」の木は
将来古材として活用出来ることになります。
それは、先人が行ってきた
循環する資材と同じことですね。
この「無垢の木」の資材は
再活用することが出来ます。
そして、
炭素固定に繋がり環境にもいいですね。
「無垢」をつかうこと、
家が長持ちする秘訣だと思います。
※集成材
断面寸法の小さい木材(板材)を
接着剤で再構成して作られる木質材料である。
この週末 「無垢の木の定義」を考えてみました。
今日はこの辺りでおしまいにします。
明日から始まる新しい週に向けて
みなさんも今夜は英気を養ってくださいね。
今日もありがとうございます