『柔道を窮め、JUDOを制す』
柔道全日本男子監督 井上康生氏
日経ビジネス インタービュー記事からです。
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問 世界の柔道は年々変化しているのすか。
答 はい。
国際ルールの変更などに伴い
各国が目指す柔道も変わっています。
世界標準の柔道である『JUDO』の根底には
各国の格闘技があります。
ロシアのサンボ
ジョージアのチタオバ
モンゴルのモンゴル相撲
ブラジルのブラジリアン柔術…。
各国はこうした格闘技をルーツに
独自の柔道を作り上げている。
その複合体が今のJUDOになっているんですね」
戦いの場で始まった柔術から危険な技を排除することで
武道としての柔道が生まれてきました。
柔道が日本発祥であるのは間違いありません。
ですが、武道として始まった柔道とスポーツ化されたJUDOは別物です。
我々は柔道の本質、心を見失わずに
JUDOとの戦いに挑んでいかないといけません。
継承すべきものは継承し
取り入れるべきものは新しいものを取り入れる。
そんな心を持ちながら2つをミックスすることで
より大きな力が生まれると思っています」
日経ビジネス 2016年10月17日号 記事抜粋
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住まいも日々変化しています。
様々な工法が世界から用いられたり
新しく開発されたりします。
私たちはその変化に対応していかなければなりません。
でも、古民家に携わると
いつも住まいの根本に出会うような気がします。
しかし、古民家の全てが良いのかというと
そうではありません。
今の時代に合わない部分も多々あります。
そんな部分を
コダワリ続けて残していくのか。
それとも、今の時代のものと融合させていくのか。
井上氏の言葉を借りるのであれば
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我々は古民家の本質、心を見失わずに
住まいつくりに挑んでいかないといけません。
継承すべきものは継承し
取り入れるべきものは新しいものを取り入れる。
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そんなことを思い描きながら
インタビュー記事を読ませて頂きました。
そういえば
古民家の英語の紹介ページがありました。
皆さんにご紹介します
それは『KOMINKA』
今日もありがとうございます