1980年 96万人
これは大工職人の数。
2000年からの5年間。
大工職人は10万人減少しています。
60歳以上の職人さんが3割を越え
高齢化が進んでいます。
リタイヤする職人が増える中
若い職人は少ない状況です
そして、2030年
大工職人は20万人(予測)となるようです。
子ども達の憧れの職業でもある
大工さんが居なくなります。
私たちの住まいは
誰が守ってくれるのでしょうか。
本日は
ハンドプレカット事業説明会。
全国各地の
ハンドプレカット工場の責任者が集います。
ハンドプレカットとは
手刻みのこと。
ハンドプレカットは
大工さんがいることで
初めて成り立つ作業となります。
では
今はどうなのか?
今の時代はプレカットが主流です。
当社でもハンドプレカット。
大工さんが工事の要を担います。
でも上記のような統計から
将来へ向けて危機感のを感じています。
未来の子ども達のために
若い棟梁を育成しなければなりません。
大工職人の育成というと
師弟関係あり一人前になるまでには
多くの時間と忍耐力、気力、熱き思いが必要です。
もちろん先人が培ってきた育成方法には
良いところもたくさんあります。
でも、今の時代に即しているのかというと
疑問を抱くところもおおくあります。
江戸・明治時代のような
見て、盗んで技術を得る育成方法ではなく
教材やビデオ講習など大工技術の統一評価をおこないながら
大工と言う職業が
魅力的な職業へ転換していくような育成方法で
取り組まなければなりません。
平成の大工育成
厚生労働省のサポートを得ながら
10年間かけて若手の育成をします。
そして、日本の住宅と大工技術を
未来の子どもたちへつなげていきます。
全国各地の職業技能訓練校がその舞台。
接客マナーや営業などの研修はもちろん
ハンドプレカット工場と提携・支援を受けながら
大工技術の実践経験を積んでいきます。
私たちの住まい。
これから育つ、若い大工さんにかかっています。
明日は
第1回大工棟梁検定。
今日もありがとうございます