燐寸
なんと読むかご存知ですか?
燐寸《マッチ》と読みます。
日本でマッチが
一般的に使われるようになったのは
明治初期と言われています。
それまでは
火打ち石や火口などを使い
台所の竃の火付けをするのも
風呂を沸かすのも大変な作業だったようです。
苦労してつけた火を絶やさないように
大切に守り続ける必要もありました。
それが
一擦りで火がつき
いつでも必要な時に火が手に入ることは
画期的な出来事だったようです。
17世紀
燐の発見に始まり
それを利用した発火具として
1827年(文政10年)に
イギリスの薬剤師ジョン・ウォーカーによって発明されました。
日本でマッチの始祖と言われるのは
金沢出身の清水誠。
1876年(明治9年)に新燧社というマッチ会社を設立し
販売し始めたそうです。
日本は
マッチ生産において
スウェーデン・アメリカに並ぶ
マッチ大国と言われていました。
その後
1970年(昭和45年)に
使い捨てライターが出来てから
マッチの需要は激減します。
現在でも生産は続けています。
時代の変化や技術の向上などで柔軟に対応してきたマッチ。
形こそ変わらず140年。
これからも消費者のニーズに合わせて活路を開いて行ってくれると思います。
今日は特に冷え込んだ1日でした。
火の恋しい温度ですね。
風邪などひかぬように・・・
今日もありがとうございます