「火の用心」
「火之用心」
「火の要慎」
「火之要慎」
「火廼要慎」
「ひのようじん」と読みます。
「火廼要慎」は、
京都・愛宕神社のお札の文字のようです。
愛宕神社は、「火伏せ・防火の神様」として知られます。
京都の方々の台所には
このお札が貼られているようです。
「火の用心」が最初に使われたのは
「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」
という手紙と言われているようです。
これは、
徳川家康の家臣であった本多作左衛門重次が、
戦場から妻に送った手紙です。
「火の用心」という言葉は、
火災予防の合言葉として
現在も広く使われており
「火之要鎮」や「火之用心」などと
言葉もじりをしながらも
今日に至っているそうです。
参照:東京消防庁
私たち祖先は
古くから「火」に寄り添ってきました。
「火」は畏れるものであると同時に
大切で尊いものであったと思います。
そして「火」をコントロールできる唯一の動物です。
現在
「火」は簡単に扱えます。
苦労して「火」をおこしたことも
私たちのDNAは忘れています。
悪火にも聖火にもなる「火」。
改めて畏敬の念を抱いて
「火」の尊さを思い出して大切に接していきたいと思います。
今日もありがとうございます