木は一旦強くなったのち弱くなる。
小原二郎氏著書
《木の文化を探る》にかかれています。
ヒノキは
古くなるにつれて
固く強くかつ剛くなります。
その反面、脆く割れやすくなります。
広葉樹の代表格 ケヤキは
新材の時は
ヒノキの2倍の強さを示します。
でも数百年経たないうちに
ヒノキよりも弱くなります。
同じ木でも
ヒノキとケヤキの様相には
違いがあることがわかります。
その違いをみせる要因に
木の強さを支配するセルロースの存在があります。
二つの木のセルロースの崩壊速度を調べてみると
ケヤキはヒノキの5倍のスピードで崩壊していきます。
ヒノキの5百年間の老化は
ケヤキの100年間と同じことになりますね。
もし先人が
ケヤキの木で様々な建築物を建てていたら
いまの建築物の姿を保つのは難しかったのではないでしょうか。
そこに先人達の知恵と経験があったのかと思います。
未来を見据えていた先人達。
私達も未来を見据えていかなければなりませんね。
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