平成の太子講??
聞きなれない呼び名ですね。
太子講(タイシコウ)とは
聖徳太子を職能神として信仰する同業の職人達が集まって
太子像を祀り、飲食、会合などを行うことです。
太子講は
大工や桶屋、畳屋などの職人の間で行われる行事で
旧暦1月21日か22日に聖徳太子をお祀りします。
その他にも全国的には
下駄屋、指物師、曲物師、木型屋、鳶、左官
瓦屋、屋根葺き、建具屋、井戸屋
杣、樵、鍛冶屋、石工などの職人が太子講を行いました。
この日は
「孝養像」と呼ばれる聖徳太子が16才の時
父の病気平癒を願い
髪をみずらに結い
柄香炉を持つ姿を掛け軸にしたものを飾り
お供えをします。
この日に行われる講は
飲食をしたりするほか
賃金の協定をしたり
様々な申し合わせをしたり
職人仲間の運営にとっても大切な日でした。
最近は行われなくなった行事ですが
全国古民家再生協会では
若手大工の育成などに力を入れているために
太子講を復活させようと考えております。
皆さまにご案内です。
主催
一般社団法人全国古民家再生協会
平成の大工棟梁育成検討委員会
主管
一般社団法人京都府古民家再生協会
開催日時 平成29年3月22日(水) 13時半~16時半(13時受付)
開催場所 月讀神社・聖徳太子社(松尾大社 境外摂社)
住 所:京都市西京区松室山添町15
全員で月読神社へ移動します。
本殿拝礼後、ご祈祷場にてご祈祷。
太子堂にて太子講を行います。
月読神社散策後松尾大社社務所へ戻り
神主さんより太子講などの講話を拝聴
約540年ぶりに御遷宮として工事中の重要文化財の本殿を見学し
宝物殿に安置されている有形文化財の木造神像なども見学します。
終了後交流会(懇親会)も開催予定です。
約千五百年前に鎮座された『月讀神社』
月讀神社は
『日本書紀』に創建にかかわる逸話が記される古社で
境内は江戸時代に建てられた本殿・拝殿を中心に
聖徳太子社などから構成されています。
聖徳太子は月讀命を信仰していたともいわれ
太子の側近として仕えた秦氏一族・秦河勝が
代々太 子を祀ってきた社が聖徳太子社です。
一般の大工さんの参加も可能です。
ご興味のある方はご一緒にいかがでしょうか?
今日もありがとうございます